のんびりママの日記です


by sakurako6500
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カテゴリ:本( 16 )

節約の王道

久しぶりの暖かい日になりました。
暖かいってこんなに有難いのですね。
気持ちも明るくなり、身体も動きます。家の中が綺麗になりそう。
お日様のお蔭です。


節約の王道 林 望
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あの有名なリンボウ先生が、節約の本を書いた。
節約など、俗っぽい事から遠いところに御住みの方だと思って
いましたのに・・・・・。
興味津々で読みました。

お金の節約もですが、人生論のようです。
こうゆうところがあります。

人間が生きていくということはどう死ぬかということであって
生きることと死ぬことは等価であると言う事です。

ですから、常に自分の死の時を想う。
死の時を想って、そして、そこから逆算して物事を考える。
そうすれば、おのずから、どんな風に生きるべきかという結論が
出てくるのでないかと思います。

一番素晴らしい人生というのは、従容として死につくことだと思います。
「明日死んでもかまわない」といえるほど、
一生懸命に今を生き、一生懸命に仕事をするということです。


無駄にしてはいけないのは、お金だけではありません。
人が生きる上で一番無駄にしてはいけないのは、やはり人生の
時間だと思うのです。
だからこそ、そのような後悔のないいきかたをするということこそが
人生を無駄にしないという意味で、究極の節約なのかもしれません。

節約というのは、言ってみれば生活全てにわたって、「直視せよ」ということなのである。

こういう生活は、合理的か、理性的で文化的なのか
果たしてどこか間違ってるところはないのか、
自分の身の丈にあった生活をしているのか、
無駄なことに無用の力や金を使っていないか。
そういうふうに無限に自省し、直視し、
悪しきは廃するに躊躇せず、改めるに逡巡せず、
それが言ってみれば節約の王道である。

人生は本当に短く、老少は不定なのである。

節約は、チマチマとしたノウハウの話ではなく、もっと
生き方そのについての自省的思惟でなくてはならぬ。


ここまで、書かれていることは、先日読んだ
「葬式は、要らない」 島田裕己の本にも通じている。

人生は有限で、いつか終わりを迎える。
重要なことは、最期をいかに生きるかに尽きる。

残された人々に、本当にかけがえのない人を失った
という気持ちを起こさせるものであるなら、
葬式の形式や内容はもんだいではなくなる。
一人の人間が生きたということは、さまざまな人間と関係を
再確認する機能がある。
その機能が十分に発揮される葬式が、なによりも一番
好ましい葬式かもしれない。
そんな葬式なら、誰もが挙げてみたいと思うに違いない。


どちらも、生き方が死に方に繋がっている。
読み応えがありました。


                新しい歯が入りました。
                壊れやすい歯なので、
                 桜子が、私の口に嘴を入るのを阻止。
                 桜子は、首を傾げています。
                 歯医者さんは、桜子が可哀相なので
                 無償で治すからそのままにしてあげなさい。
                 と言いますが、ダメ。
                
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by sakurako6500 | 2010-05-02 16:01 |

向日葵の咲かない夏

大通りの地下の紀伊国屋で、
待ち合わせをしたので、文庫本を一冊買いました。
大量の平積みの本で“2009年に日本で一番売れた文庫”と
帯のある本に惹かれました。

向日葵の咲かない夏   道尾 秀介

作者のことも知らずに買いましたが、上手い。
ミステリーで、あるがホラーの要素もあり
あちこちに仕掛けがあり、小説の面白さに溢れている。
動物虐待などあるので、気持ち悪がる方がいらっしゃる
ので、一概にお勧めは、出来ないのでしょうね。

他のも読んで見ます。
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by sakurako6500 | 2010-04-14 16:38 |

葬式は、要らない

葬式は、要らない
   
     著者島田 裕己

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今、ベストセラーになっています。
とてもいい本です。
こんなことが、詳しく書かれています。

一体私たちにとって、葬式はどんな意味をもつのか。
それは今、どう変化しているのか。
何が変わり、何が変わっていないのか。
そもそも、ほんとうに葬式は必要なものなのか。

タイトルは、葬式無用論ですが、単純にそうではなく
かなりの金額がかかったが、果たして、それに見合うだけの
葬式だったのか。
それで本当に故人を弔ったことになるのか。

色々の悩みの根本的なことからひもといてくれます。

葬式仏教と揶揄されている、仏教寺院にも
寺領を失った寺院は、葬式や年忌法要の際に入ってくる
布施をあてにする以外、安定した経営基盤を確立する
ことは出来ない。
その点を無視して寺院をひはんするのは、適切でない
と書いている。

相当深いことが書かれているので
ためになりました。

私は、喪主の妻の経験をしており
家族葬も一度とりおこないました。
10年も前だったので、まだ一般的でなく
色々大変でした。
しかし、心をこめて、送ることが出来たと思います。

今度は、私の番でしょうが、何も要らないと思っています。


       頂いたお花です。
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by sakurako6500 | 2010-04-04 17:44 |

最も遠い銀河 

春の嵐が通り過ぎ、今日は青空が広がっています。
明日からは又、雪が降ってくる模様.......042.gif

こんな本を読みました。
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この画像、初めてこのブログで自動圧縮されました。
へ~~~~便利になりましたね。
画像も綺麗ですね。ありがとうございます。

この本は、幻冬舎創立15周年記念の出版の本です。

宣伝文には
   「太陽がいっぱい」
            の野心と哀愁
   「冬のソナタ」
            の宿命と一途な愛
   「ベルサイユのばら」
            の献身と華麗なストリー展開

とありますが、ぴったりでした。

この方の文は独特で、流れるような語り口で情景描写も心理描写も
しつこいぐらい、詳しいのです。
好きな人と苦手な人とありますね。

小樽の港が重要な場所になって常に出て来るので
小樽の良さをあらためて感じながらいいとこでしょうと
ツッコミナガラ読みました。
作者が一番いい気持ちで書いているかなと思えた。

   
       娘から中国旅行から今戻った。
       と電話がありました。
       お婿さんの中国語は上手いと褒められたそうです。
       ごちそうさまです。
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by sakurako6500 | 2010-03-24 13:47 |

楽園 宮部 みゆき

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小さなホワイト・ディのケーキです。
夫が、美味しいお店から買ってきてくれたのですが
私のダイエットを考えて、手の中に納まる大きさです。
親切すぎる~~~~~~~007.gif

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桜子も読んだ「楽園」 宮部 みゆきです。

読んでいる時は、夢中で一気に読んでしまうのですが、
読み終わった時、ものたりない。

出てくる人物に、共感出来ない。
ストーリーは、前半ぐいぐい引っ張っていくのですが
後半になると、宮部さんもっと頑張って!と言いたくなります。

宮部さんの「火車」「ぼんくら」は、心が付いていけましたね。
一気に読ませる力は、さすが宮部さんという思いなので
又期待します。
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by sakurako6500 | 2010-03-14 17:32 |

海の仙人

今日は、雪が溶けています。
ようやく、やっと、暖かくなって行くようです。

シクラメンも元気で咲いています。
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海の仙人  糸糸山 秋子

163ページの薄い本です。
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いい本なのです
文庫に書かれている粗筋を、書きます。
宝くじに当たった河野は会社を辞めて、碧い海が美しい敦賀に引っ越した。
何もしないひっそりした生活。そこへ居候を志願する、役立たずの神様
ファンタジーが訪れて、奇妙な同居が始まる。
孤独の殻にこもる河野には、二人の女性が想いを寄せていた。
かりんはセックスレスの関係を受け入れ、元同僚の片桐は片思いを
続けている。芥川賞作家が絶妙な語り口で描く、哀しく美しい孤独の三重奏。

  
    出てくる言葉におもしろいがあります。

「あのさ、偽善と同情は違うんだよ」

「同情が嫌なのは、てめいの立っている場から一歩も動かないで
することだからだろ。
でも、偽善はさあ、動いた結果として偽善になっちゃんなら、
いいんじゃないの? しょうがないよ。
そのとばっりは自分にくるわけだし」

「 幸せってなんだ 」
「 ありのまま、を満足すること。」

「孤独ってえのがおもそも、心の輪郭なんじゃないか?
 外との関係じゃなくて自分のあり方だよ
 背負っていかなくちゃいけない最低限の荷物だよ。」 

かりんは、いつもおなじコースに柔らかいカーブの球を投げてきた。
河野が見逃しても動揺することはなかった。
腹が据わっているのだ。


片桐は、違っていた。
彼女は、気持ちを隠そうとはしなかった、ストライクゾーンを一杯に
使って直球を投げてきた。
喜怒哀楽をあらわした。

「何かすることは前にすすむことなのか?」
「自らが自らを救うのだ」
生きていく限り人間は進んでいく。死んだ人間は置いて行くしかないのだ。
かりんは、それをうらまないだろう。
がんばって、と言うだろう。  

河野は、チェロををはじめることを思い立った。
チェロは人の声に近い音程なので心が落ち着くときいたことがある。
河野もはなしかけるように弾いた。
やがてチェロは、河野にとって最も豊かで奥深い話し相手になっていった。

「貴様は、どこで失明したんだ?」
「ここや。雷にうたれた。一年くらい前や」
「よくも命があったものだな」
「もう二度目やで。雷にうたれたのは」

「カッツオ!きたよー。カッツオー」
女は叫びながら浜に降りた。
砂に歩きなれない靴のかかとをとられながら、不規則な
歩調で海の方へ歩いてくる。
その足音も声も確かにきこえたはずの河野は、
チェロを引き続ける。

初冬の空には雲が低く垂れ込め、海は鈍い色を空に写していた。
西の方に雷雲を含んだその空は盲目の河野が肉眼で
最後に見た光景と同じものだった。

この最後を読むと、二人は結びつかないように思われます。
幸せと孤独、考えさせられるように書かれています。
他人の心の領域を、侵さないようにお互いの関係が上手く表現されているので
読後感がいいです。


 
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by sakurako6500 | 2010-02-25 14:33 |

面白い本

膝の痛みで、外出しないので、
面白い本をたくさん読みました。
どれも、どれも面白い。
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島義員は、初代北海道長官です。
北海道では、神として祀られ、佐賀では、晒し首になってしまうという
幕末の頃の政変の激しさをうかがわせます。
札幌市役所にも銅像があります。佐賀の人は驚くそうです。
明治天皇から盃も頂いているのに、こんな運命になるとわ!


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2冊とも文句なく面白い。
文章も上手い。
膝はいたいけれど、楽しんでいます。
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by sakurako6500 | 2010-01-31 14:19 |

佐野 碩の生涯

雪が降って、優しい街になりました。
家のなかも、クリスマスらしくなりました。
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本を読みました。
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自由人 佐野碩の生涯   著者岡村 晴彦

後藤 新平の孫、 左翼の演出家として有名になり、治安維持法違反で逮捕され
偽装転向して国外へ脱出。
ソ連にて活躍するも、スターリンによる大粛清の渦中、国外追放処分になる。
フランス、アメリカを経て、メキシコに亡命。
そこで、メキシコ演劇の発展に貢献。
メキシコ演劇の父とたたえられる。
波乱の生涯を、描いた評伝。

私でも知っている有名人が、続々出てくる。
今 日出海、千田 是也、小林 多喜二、宮本 顕治、石垣 綾子

野坂 参三、杉本 良吉、岡田 嘉子、など


彼らと交流、 命がけの付き合い。

出てくる演劇は、「 欲望という名の電車 」 「夕 鶴」 「桜の園」

日本に一度も戻らなかった人。

この様な自由人がいらしたとは・・・・・・・

もう一冊
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院長の恋  佐藤 愛子

佐藤 愛子 85歳、 自称最後の作品とおっしゃっている。
まだまだ、枯れていない愛子さんです。
きっと、次の作品も読むことが出来ると思います。

寒い日が、続きます。
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by sakurako6500 | 2009-12-18 22:59 |

当マイクロフォン

いい本でした。
この本です。
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NHKのアナウンサーの中西 龍をモデルとしたノンフイクションと、書かれていますが
作者もNHKの元職員で、かなり調査されているので、フイクションに近いと色々の方が
話されています。

(エムズの片割れ)というブログを書いていらっしゃる方が、「にっぽんのメロディー」
の音声を流して下さっています。
龍 さんの声を聞いたのですが、優しげで、私の耳に残っている声とは、ム、ム~
ちょっと違うと思いました。

彼の声は、深く暗い声で、おも入れタップリに、艶もある声で、
こんな詩を、読むと引き込まれていきそうです。


  あの人が降りてくる筈もないのに
  今夜もあたしは港に来ました。
  わたしのかたに、あの人の手が、
  そっと置かれる筈もないのに
  今夜もまたあたしは港に来ました。
  舟の汽笛が、波のまにまに
  あたしの代わりにないています。

  (涙の連絡線)


あの声が蘇ります。


想像するNHKのアナウンサーとは、ほど遠い生活をしていたようです。
詩と、俳句が効果的に入っている
情感溢れる本です。
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by sakurako6500 | 2009-12-07 11:37 |

羆撃ち

雪が積もり、窓から見える屋根も白くなっていました。
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この本を読みました。

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泣きました。グワーと泣きました。
いい本と薦められて買っていたのですが、読む本が沢山あったので、
積読にしていました。
夫が、先に読み久しぶりに読み応えがあったと、興奮してました。

私もやっと読んだのですが、良かった。
心に響き、涙が止まりませんでした。

作者は、(大草原のみゆきちゃん)というテレビ放送で有名なお父さんです。
その番組は、私は見ていませんでした。

作者は、サラリーマンのお父さんに連れられ、小学生から休日に猟に
行くうちに、面白くなり、大学をでたのち猟師となり、
中標津に住み着き、最初は、鳥、後に羆を主にするようになります。

そこで、猟犬が、必要となり生まれて3ヵ月のふちと出会います。
ふちと言う名前にしたのは、シバレテ、口が、開かなくても
呼ぶことが、出来るからと言う、どんなに厳しい環境にいることかということが、、
判ります。

ふちは、最初獲物を追って作者を見失います。
でも、もし帰ってこれないようなら、猟犬として見込みがないとしてあきらめると言う
厳しい態度で接しますが、帰ってくるのです。
合格。

それから、作者とふちの羆追いが始ります。
何日もかけ、穴を探し、冬眠から覚めた羆を見つけます。
その出てきた羆を、ふちは、追っかけ作者が来るまで、惹きつけ辛抱ず良く
待ちます。

自分の数倍ある巨大な物と対峙するのは、どれ程の恐怖でしたでしょう。
作者は、ふちの信頼を裏切らないように、必ず行きます。
ふちは、作者が喜ぶ姿をみるのを、楽しみにしています。

作者とふちは、猟のいい相棒です。

その後、作者は、アメリカへハンターの勉強に1年間、ふちを置いてゆきます。
作者以外の人からの食物を食べないよう訓練受けていたふちは、しばらくものを食べなかった
のですが、作者の衣類の傍でやっとたべます。
だから、逢えた時は、狂った様な喜びぶりでした。

アメリカの学校の様子も面白いです。

ふちと北海道の山に帰り、猟を続けながら、牧場も始めました。
その頃、ふちの夫と子供も欲しいと考えます。
そうしたら、もっと楽に猟が出来るかも知れないと、ふとよぎったといいます。

5ヶ月のふちの夫を、ためらいながらも、貰い育てますが、牧場がいそがしく
なかなか面倒を見られないうちに、ふちは、夫に噛み付かれます。
ふちは、ひどい怪我にはならないまでも、傷を負いました。

ふちは、癌を患います。その病のふちを看病しながら、作者は、後悔します。
自分は、楽をしようとして、ためらいながら、ふちの夫を、選んだ。
自分は、貪りをしたと。
命の終わりかけたふちを連れて、山に入ります。
ふちは、最後の力を振り絞り、喜びます。
そしてふちは、自分の、一部だったと悟ります。

文章も上手く、殺した動物の処理の仕方も、その物の尊厳を大事にし、少しの
無駄をしない様、ほかの小動物にも分け与える様子が、良く書かれています。

決して、センチメンタルに書かれていないのに、涙します。

  貪り   私も心して行きます。

       桜子は、みかんを食べ、イヤーホーンも好奇心いっぱい
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by sakurako6500 | 2009-11-11 17:49 |